解決事件簿

事件の内容や犯人を公開します。

相模原障害者施設殺傷事件

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2016年7月26日午前2時38分、相模原市緑区千木良の知的障害者施設「神奈川県立 津久井やまゆり園」から神奈川県警察相模原市消防局にそれぞれ、「刃物を持った男が暴れている」との通報があった。

事件に気づいた施設の当直職員が、非番の男性職員にLINEを使って「すぐ来て。やばい」と連絡を取り、連絡を受けた男性職員が電話で確認の上警察に通報した。現場に駆け付けた医師が19人の死亡を確認し、重傷の20人を含む負傷者26人が6か所の医療機関に搬送された。

 

死亡したのは、いずれも同施設の入所者の男性9人(年齢はいずれも当時41歳 - 67歳)、女性10人(同19歳 - 70歳)である。

死因は19歳女性が腹部を刺されたことによる脾動脈損傷に基づく腹腔内出血、40歳女性が背中から両肺を刺されたことによる血気胸、残り17人が失血死とされ、遺体の多くは居室のベッドの上で見つかっていたことから、Aが寝ていた入所者の上半身を次々と刺したとみられる。

また、負傷したのは施設職員男女各1人を含む男性21人、女性5人で[18]、うち13人は重傷を負った。

入所者24人の負傷内容は全治約9日 - 約6か月間の胸への切り傷や両手の甲への打撲などとされる。

被害者の名前について、神奈川県警は同26日、「施設にはさまざまな障害を抱えた方が入所しており、被害者の家族が公表しないでほしいとの思いを持っている」として、公表しない方針を明らかにしている。

これについて「日本では、全ての命はその存在だけで価値があるという考え方が当たり前ではなく、優生思想が根強いため」と説明する被害者家族、本人が生きた証として名を公表する遺族、匿名であるため安否が分からず自分なら公表してほしいとする入所者の友人、根底に障害者差別があるとするなど様々な意見がある。

 

午前3時過ぎ、現場所轄の津久井警察署に、加害者の男A(犯行当時26歳、元施設職員)が、「私がやりました」と出頭し、午前4時半前、死亡した19歳の女性入所者に対する殺人未遂・建造物侵入の各容疑で、緊急逮捕された。

 

Aは、正門付近の警備員室を避け、裏口から敷地内に侵入し、午前2時頃、ハンマーで入居者東居住棟1階の窓ガラスを割り、そこから施設内に侵入したとみられる。

 

起訴状によればAは、意思疎通のできない障害者を多数殺害する目的で、通用口の門扉を開けて敷地内に侵入し、結束バンドを使って職員らを拘束し、一部を結束バンドで縛り、その目の前で入居者の殺傷に及んでいたが、直接刃物で切りつけられた職員はいなかった。

Aは、職員らを拘束した上で、所持した包丁・ナイフを使用し、犯行に及んだとされ[17]、また凶器として、自宅から持ち込んだ柳刃包丁5本などを持っており[6]、切れ味が鈍るなどする度に取り換えながら使用していた。

 

事件後に施設内で刃物2本が発見され、Aは別の刃物3本を持って津久井署へ出頭した。

Aは侵入時にスポーツバッグを所持しており、刃物やハンマー、職員を縛った結束バンドなどをバッグに収納し、行動しやすくしていたとみられる。

 

Aは犯行時、鉢合わせした職員らに「障害者を殺しに来た。邪魔をするな」などと脅しており、入居者に声をかけつつ返事がない入居者らを狙って次々と刺していった。

前述のように、Aが裏口から施設に侵入したことから、Aは施設の構造・防犯態勢を熟知していたとみられる。

取り調べに対し、Aは「ナイフで刺したことは間違いない」などと容疑を認めた上で、「障害者なんていなくなってしまえ」と確信犯である持論を供述もした。

 

同警察署の捜査本部は翌27日、殺人未遂の容疑を殺人に切り替えて、Aを横浜地方検察庁に送検した。

 

事件で負傷して意識不明となった4人が入院していた病院は、翌27日の記者会見で、4人全員の意識が回復したと発表した。

 

そのうち、20代の男性は首を深く刺されたため、全血液量の3分の2を失い、搬送直後には脈をとれないほどの危険な状態だった。この男性は、意識を取り戻して人工呼吸器を外されると、看護師に何度も「助けて」と繰り返し、容疑者としてAが逮捕されたことを知ると「生き返った」と答えた。

 

入所者のうち、被害を免れた比較的軽度の入所者が、Aが殺傷前に職員に縛り付けた結束バンドを、はさみで切断し、職員を解放していたことが判明し、捜査本部はこの行為が被害を抑えた可能性もあるとみている。

 

Aはさらに多数の入居者を襲う計画だったが、西棟2階を担当していた職員が、異変を察知して部屋に閉じこもり、そのまま出てこなかったことから、この職員が警察に通報するのを恐れ、襲撃を中断し、施設から逃走した。

 

犯人

植松 聖 容疑者 26歳

 

こちらの犯人は、少しばかり心に闇がありますね。

障害者を恨んでいるのかは分かりませんが、どちらかと言うと施設を恨んでいるのかもしれないですね。

ゲーム感覚の殺害なような気がしなくはないですね。

戦後最悪の19人刺殺という、、悲しい結果ですね。

「重度の障害者が安楽死出来るような世界に」犯人はこう語っていたそうです。

 

安楽死を求めている方は多いかもしれないですがどうなのでしょうか、、、