大阪姉妹殺人事件
2005年11月17日午前3時40分頃、大阪市浪速区塩草のマンション4階のラウンジ従業員・A子さん(27歳)方で、室内の一部を焼く火災が発生し、A子さん、同居していた妹・C子さん(19歳)が血を流して倒れているのが発見された。
2人は搬送先の病院でまもなく死亡、胸や顔などに多数の刺し傷があった。また500円玉貯金もなくなっており、当初、強盗殺人、またはストーカー殺人と見られた。
2人の若い女性を殺害するというこの残酷な強盗殺人事件の容疑者として逮捕されたのは、住所不定・無職の山地悠紀夫(当時22歳)という男だった。鼻筋の通った、わりと整った顔だちだが、引かれ者の小唄なのか、再逮捕時の護送中にうすら笑いを浮かべる口元、そしてどこか暗さのある目つき。不気味さを感じさせる。山地こそ、5年前に母親を殺害したY少年である。
山地は16日夜に現場のマンションと隣接する食品会社の壁にへばりついていたところをマンション住民に目撃されており、12月5日に建造物侵入容疑で逮捕、「寒さをしのごうとした」などと話していたが、同月中に犯行を自供した。 凶器のナイフ(刃渡り12cm)は供述どおり、マンションから約400m離れた神社の敷地内の、神輿や台車が収納されている2階建て倉庫で発見された。
A子さんは会社経営に苦心する両親をサポートするため弟・妹の面倒をよく見て、また推薦で外語大に行けたのだが家庭の経済面を考慮して、それを断念する家族思いの女性であった。お金をためて、ブライダル関係の店を開きたいと考えていた。
C子さんも友人が多く、働きながら介護へルパーを目指していた。年が明ければ成人式を迎える予定だった。事件前日には「お金がかかるから、成人式用の着物は要らないよ」と母親に話していたのだが、これが家族最後の会話となってしまった。2人の娘を失った遺族のショックは大きい。
事件当日午前1時ごろ、店での勤務を終えたA子さんは、同40分頃に近くの別の店に勤める妹と待ち合わせて、自転車2台で一緒に店を出た。疲れて自宅に戻ったところを、山地に襲われた。
山地は殺害した姉妹とは面識はなく、その動機について、「母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血を見たくなった」「誰でもいいから殺そうと思った」などと供述。世間を驚愕させた。
犯人
山地悠紀夫
かなりのサイコパスな気がします。
だいぶ曲がっているような気がします。
この事件の前に16歳で母親を殴り殺してますね。
少年院に入ってましたがでてきて犯行に及んだ可能性が高いですね。
それにしても、かなりのサイコパスですね。